FXには「休むも相場」という格言がありますが、個人的には、”重要指標にこそ”あてはまると思っています。
<重要指標>
- 米国雇用統計(非農業部門雇用統計)
- FOMC
- 日銀政策金利
- CPI
- GDP
などが該当します。
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なぜ重要指標で取引しないのか?
その理由は、主に3つあります。
理由①:テクニカルが機能しづらい
理由②:スプレッドが拡大する
理由③:逆指値がすべる(スリッページ)
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まず一つ目の理由は「テクニカルが機能しづらい」点です。
重要指標時の値動きは、その指標の結果による”ファンダメンタル”の要素で反応するため、”テクニカル”が基本的に機能しづらい相場と言えます。
私がトレード判断で使う「フィボナッチ」も、指標発表でトレンドが出ると、全く機能しないことが多いです。。
次は、「スプレッドの拡大」です。。
例えば「雇用統計」の発表直後は、ドル円で数銭拡大することは当たり前。。荒れた時は、数十銭拡大するのもザラです。
最後に、「逆指値がすべる(スリッページ)」点です。
そもそもFXの”逆指値注文(損切り注文)”は、多くの会社でスリッページ発生のリスクがあり、設定していた逆指値の値から大きくずれて約定するケースがよくあります。
「100円で損切りを置いておいたのに、なぜか99.80で約定されたんだけど・・・」
例えば、このケースでは指定レートと約定レートが20銭ずれている状態。つまり20銭分の損失が余計に上乗せされている状態になります。
指標トレードでは、こうしたスリッページリスクが避けられません。。
以上が、重要指標でトレードしない理由です。
指標トレードはある種お祭りのような相場ですが、個人的には避けた方が無難だと思っています。