FXトレードのメンタル・思考

重要指標はあえて取引しない

FXには「休むも相場」という格言がありますが、個人的には、”重要指標にこそ”あてはまると思っています。

シオタ
シオタ
雇用統計やCPIは、一瞬で大きな利益を狙えますが、テクニカルがほぼ機能しないので、私は基本休みます。。

<重要指標>

  1. 米国雇用統計(非農業部門雇用統計)
  2. FOMC
  3. 日銀政策金利
  4. CPI
  5. GDP

などが該当します。

なぜ重要指標で取引しないのか?
その理由は、主に3つあります。

理由①:テクニカルが機能しづらい

理由②:スプレッドが拡大する

理由③:逆指値がすべる(スリッページ)

まず一つ目の理由は「テクニカルが機能しづらい」点です。

重要指標時の値動きは、その指標の結果による”ファンダメンタル”の要素で反応するため、”テクニカル”が基本的に機能しづらい相場と言えます。

私がトレード判断で使う「フィボナッチ」も、指標発表でトレンドが出ると、全く機能しないことが多いです。。

シオタ
シオタ
「テクニカルが機能しない=トレード根拠のない相場」、つまりギャンブルになってしまいます。。

次は、「スプレッドの拡大」です。。

例えば「雇用統計」の発表直後は、ドル円で数銭拡大することは当たり前。。荒れた時は、数十銭拡大するのもザラです。

シオタ
シオタ
指標発表直後のエントリーは、ほぼ確実にスプレッドが拡大すると思ったほうが良いです。

最後に、「逆指値がすべる(スリッページ)」点です。

そもそもFXの”逆指値注文(損切り注文)”は、多くの会社でスリッページ発生のリスクがあり、設定していた逆指値の値から大きくずれて約定するケースがよくあります。

「100円で損切りを置いておいたのに、なぜか99.80で約定されたんだけど・・・」

例えば、このケースでは指定レートと約定レートが20銭ずれている状態。つまり20銭分の損失が余計に上乗せされている状態になります。

指標トレードでは、こうしたスリッページリスクが避けられません。。

シオタ
シオタ
不思議なことに、業者のルール上、指値はスリッページなし(値段がずれない)のケースがほとんどですが、逆指値はスリッページが発生(値段がズレる)する設計になっています。。

以上が、重要指標でトレードしない理由です。

指標トレードはある種お祭りのような相場ですが、個人的には避けた方が無難だと思っています。